複数の SDK にメリットをもたらすコネクタ関連の取り組み。
Splittable DoFn
Splittable DoFn は、現在の境界付きおよび境界なしソースの開発フレームワークに代わる、Beam の次世代ソースフレームワークです。Splittable DoFn は、現在の Beam の移植性の取り組みと並行して開発されています。詳細については、Beam ポータビリティフレームワークのロードマップを参照してください。
クロスランゲージ変換
最終更新日: 2020年5月
Beam ポータビリティの取り組みの付加的な利点として、SDK 間で Beam 変換を利用できるようになります。これには多くの利点があります。
- SDK 間でのコネクタの共有。例:
- Python および Go SDK を使用して記述された Beam パイプラインは、現在 Java SDK 用に実装されている膨大な数のコネクタを利用できるようになります。
- Java SDK は、Python API のみを提供するシステムのコネクタを利用できるようになります。
- Go SDK は、現在 Java および Python SDK で利用可能なコネクタを利用できるようになります。
- Beam 変換の開発と保守の容易さ - 一般に、クロスランゲージ変換を使用すると、Beam 変換の作成者は、選択した言語を使用して新しい Beam 変換を実装し、他の言語からこれらの変換を利用できるため、保守およびサポートのオーバーヘッドが削減されます。
- 現在 Java SDK でのみ利用可能な Beam SQL が、Python および Go SDK で利用できるようになります。
- 現在 Beam Python SDK パイプラインでのみ利用可能な Beam TFX 変換が、Java および Go SDK で利用できるようになります。
完了済みおよび進行中の取り組み
クロスランゲージ変換に関連する多くの取り組みが現在進行中です。完了済みおよび進行中の取り組みの一部を以下に示します。
クロスランゲージ変換 API および拡張サービス
Java/Python/Go SDK 用のクロスランゲージ変換 API の開発/更新、およびクロスランゲージ変換拡張サービスに関連する作業。
- Java SDK 用の基本 API - 完了
- Python SDK 用の基本 API - 完了
- Go SDK 用の基本 API - 進行中
- Java および Python SDK 用の基本的なクロスランゲージ変換拡張サービス - 完了
- 成果物のステージング - ほぼ完了 - メールスレッド, ドキュメント
Flink ランナーのサポート
Flink ランナーでクロスランゲージ変換を利用できるようにする作業。
- ポータブル Flink ランナーでクロスランゲージ変換を実行するための基本サポート - 完了
Dataflow ランナーのサポート
Dataflow ランナーでクロスランゲージ変換を利用できるようにする作業。
- Dataflow ランナーでクロスランゲージ変換を実行するための基本サポート
- この作業には、Dataflow サービスのジョブ送信およびジョブ実行ロジックの更新が必要です。これは現在 Google で開発中です。
Direct ランナーのサポート
Direct ランナーでクロスランゲージ変換を利用できるようにする作業
- Python Direct ランナーでクロスランゲージ変換を実行するための基本サポート - 完了
- Java Direct ランナーでクロスランゲージ変換を実行するための基本サポート - 未着手
コネクタ/変換のサポート
既存のコネクタ/変換をクロスランゲージ変換フレームワークを通じて他の SDK で利用できるようにするための、進行中および計画中の作業。
- Java JdbcIO - 完了 - BEAM-10135, BEAM-10136
- Java KafkaIO - 完了 - BEAM-7029
- Java KinesisIO - 完了 - BEAM-10137, BEAM-10138
- Java PubSubIO - 進行中 - BEAM-7738
- Java SnowflakeIO - 完了 - BEAM-9897, BEAM-9898
- Java SpannerIO - 進行中 - BEAM-10139, BEAM-10140
- Java SQL - 完了 - BEAM-8603
ポータブル Beam スキーマ
ポータブル Beam スキーマのサポートは、言語の境界を越えてデータをシリアル化および転送するための一般的なメカニズムを提供し、クロスランゲージ変換を使用するパイプラインに非常に役立ちます。
- row コーダーを標準コーダーにして python で実装 - 完了 - BEAM-7886
統合/パフォーマンステスト
- Flink ランナーでのクロスランゲージ変換の統合テストスイートを追加 - 進行中 - BEAM-6683
ドキュメント
Beam Web サイトにクロスランゲージ変換に関するドキュメントを追加する作業。
- Java/Python 用のクロスランゲージ変換 API のドキュメント - 未着手
- 既存の変換を Java/Python 用のクロスランゲージ変換として利用できるようにするための API のドキュメント - 未着手
最終更新日: 2024/10/31
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