Beam ZetaSQL 集計関数

このページでは、Beam ZetaSQLでサポートされているZetaSQL集計関数について説明します。

演算子の構文説明
COUNT(*)入力行の数を返します
AVG(FLOAT64)NULL以外の入力値の平均を返します
SUM(数値)NULL以外の値の合計を返します
MAX(値)NULL以外の最大値を返します
MIN(値)NULL以外の最小値を返します

AVG

AVG(expression)

説明

NULL以外の入力値の平均を返します。

サポートされる引数の型

FLOAT64。浮動小数点入力型の場合、戻り結果は非決定的であることに注意してください。つまり、この関数を使用するたびに異なる結果を受け取る可能性があります。

返されるデータ型

SELECT AVG(x) as avg
FROM UNNEST([0, 2, NULL, 4, 4, 5]) as x;

+-----+
| avg |
+-----+
| 3   |
+-----+

COUNT

  1. COUNT(*)

  2. COUNT(式)

説明

  1. 入力内の行数を返します。
  2. NULL以外の任意の値と評価されたを持つ行の数を返します。

サポートされる引数の型

は任意のデータ型にできます。

返されるデータ型

INT64

SELECT COUNT(*) AS count_star, COUNT(x) AS count_x
FROM UNNEST([1, 4, NULL, 4, 5]) AS x;

+------------+---------+
| count_star | count_x |
+------------+---------+
| 5          | 4       |
+------------+---------+

MAX

MAX(expression)

説明

NULL以外の式の最大値を返します。入力行がゼロであるか、がすべての行でNULLと評価される場合はNULLを返します。

サポートされる引数の型

を除く任意のデータ型

返されるデータ型

入力値として使用されるデータ型と同じです。

SELECT MAX(x) AS max
FROM UNNEST([8, NULL, 37, 4, NULL, 55]) AS x;

+-----+
| max |
+-----+
| 55  |
+-----+

MIN

MIN(expression)

説明

NULL以外の式の最小値を返します。入力行がゼロであるか、がすべての行でNULLと評価される場合はNULLを返します。

サポートされる引数の型

を除く任意のデータ型

返されるデータ型

入力値として使用されるデータ型と同じです。

SELECT MIN(x) AS min
FROM UNNEST([8, NULL, 37, 4, NULL, 55]) AS x;

+-----+
| min |
+-----+
| 4   |
+-----+

SUM

SUM(expression)

説明

NULL以外の値の合計を返します。

式が浮動小数点値の場合、合計は非決定的です。つまり、この関数を使用するたびに異なる結果を受け取る可能性があります。

サポートされる引数の型

サポートされている数値データ型。

返されるデータ型

入力にNULLのみが含まれている場合はNULLを返します。

SELECT SUM(x) AS sum
FROM UNNEST([1, 2, 3, 4, 5, 4, 3, 2, 1]) AS x;

+-----+
| sum |
+-----+
| 25  |
+-----+